水泳という健康法

お身体を拝見させていただいていると皆様から「先生は何か運動していますか?」とか「食事は気をつけていますか?」と聞かれることがあります。
私のような仕事をしていると、健康な情報に関しては結構詳しい方ではあるかもしれません。
正直に言うと、そんなに意識高く「何か」をしているわけではありません。
どちらかというと「気にしすぎない」「無理しない」ことが、自分の健康の考え方です。
しかし、しいて言えば、週に1〜2回くらい水泳をしています。
がんばってプールに行き、軽く泳いで帰る感じです。行くまでは面倒に思うこともありますが、行ってしまえばなんとか泳ぎます。
下手するとウォーキングだけのときや、400メートルぐらい泳いで終わる日もあるくらい、ゆるく続けています。
それでも、水から上がったあとは体がスッキリし、頭も軽くなるように感じて、「行ってよかったな」と思えます。
全身運動+自分のペースで
水泳は、関節にやさしくて全身運動になるため、体に無理がなく続けやすい理由のひとつです。腰や膝がつらいときでも、水の中なら不思議と動けることがあります。
それに、水泳は短時間でも全身をしっかり動かせるのが魅力です。たとえば30分泳ぐと、同じ時間ジョギングするよりカロリー消費が多いと言われています。
短時間だけでも水泳はやった感があって、気持ち的にもラクになります。
プールにはご高齢の方も多く、それぞれ自分のペースで歩いたり、ゆっくり泳いだり、おしゃべりしたりしてのんびりした時間が流れています。
そんな空気感も無理しなくていいんだなとおもわせてくれます。
今はこんなふうに気楽に泳いでいますが、実は昔はバリバリの競技スイマーでした。子どもの頃から大学までずっと泳ぎ、タイムやフォームにこだわって必死に練習していました。
でも今は「ちゃんと泳がなきゃ」という気持ちはなくなりました。
「行けたらそれで十分」「少しでも体を動かせたら十分」と思えるようになり、それが自分には合っている気がします。
泳いだ日には、ごはんやお酒がおいしく感じられるのも楽しみのひとつです。たくさん動いたわけじゃなくても、体を動かしたあとの満足感があり、自然と食事を楽しめるようになります。
脳がスッキリ
泳いでいる間はスマホを見たり話したりせず、呼吸や体の動きに集中します。すると、不思議と頭の中がすっきり整理される感じがあり、近年よく耳にする“ちょっとした瞑想”に似ているのかもしれません。
立派な健康法ではありませんが、がんばらない水泳をゆるく続けることが、今の自分にとって一番の健康法になっています。
「これが正解」とは思いませんが、無理なく続けられることが何より大事だと思っています。
ライフバランス
ドクターオブカイロプラクティック 上原千治