腸は「第二の脳」と呼ばれています。
腸と脳はお互い影響を及ぼし合う関係で、常に情報交換をしています。
皆さんも経験があると思いますが、緊張するとお腹が痛くなったり、お腹の調子が良いと気分もスッキリしたりすることがありますよね。
腸脳相関
脳と腸はお互いに影響し合っており、昔から思考や感情を表す言葉に、「腹」を使った慣用句が多いです。
怒りの感情には「腹が立つ」、決心した時は「腹を決める」などがありますね。
それだけ、腸と脳は繋がっています。
脳のストレスが腸の働きを乱したり、腸内環境が脳の働きを乱したり、お互い影響し合う関係「腸脳相関」です。
腸は食べ物を消化吸収するだけでなく、免疫の6〜7割を占めています。
腸内環境が悪くなると、便秘や下痢といった症状だけではなく、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、
アレルギー症状が出たり、肌荒れや生活習慣病や肥満、認知症やうつ病、発達障害など、様々なトラブルにつながります。
腸内環境は、全身の不調に関係しているのです。
あなたの腸は大丈夫?
腸内環境のバロメーターとして、日々の便のチェックは重要です。
理想は、毎日バナナ2本分程度の量(1日150~200g)と柔らかさ。
色は黄色~黄褐色で、水に浮く。
硬すぎたり、色が濃すぎたり、形状が悪い場合は食物繊維や水分不足が疑われます。
毎日、お便りを確認するのも大切なことですね。
腸内環境を整える
どうしたら、腸内環境をよくすることができるのか・・・
腸内環境を良くするのに必要なことは、
①善玉菌を補給すること
②善玉菌のエサになる成分を摂ること
③発酵代謝物を活用すること
善玉菌の補給
善玉菌の補給は、発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌を摂ることで補うことができます。
キムチやぬか漬け、納豆、ヨーグルト、甘酒(米麹だけで作られているもの)
善玉菌のエサになる成分を摂る
善玉菌のエサは、水溶性食物繊維やオリゴ糖などです。
食物繊維には2種類あり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維で働きが変わります。
不溶性食物繊維は、便のかさ増しと排便の促進、有害物質や重金属の排出、大腸がんの予防や咀嚼力の向上や虫歯の予防です。
穀類、豆類、野菜や海藻、果物、きのこ類など
水溶性食物繊維は、善玉菌の増殖支援、血糖値や脂質の吸収抑制、コレステロールの低下、便秘解消です。
果物、野菜、こんぶ、わかめ、菊芋、里芋など
オリゴ糖も善玉菌のエサになったり、短鎖脂肪酸を作るのに大切です。
ごぼう、玉ねぎ、ニンニク、ライ麦、バナナ、ハチミツ、トマトなど
発酵代謝物を活用すること
善玉菌のエサになる食品を摂ることで、発酵代謝物である短鎖脂肪酸が腸内で作られます。
この短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸、プロピオン酸など)は、腸自体の栄養源になり、便通改善、炎症の抑制、免疫システムの調整、脂肪の蓄積予防と代謝の促進といった働きをします。
腸内環境を整えることは、免疫力向上や太りにくい体を作ることにもつながります!
腸内環境は、身体の様々な不調とつながっています。
一度、自身の腸内環境はどういう状態か、確認することは大切ですね。
