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嫌われる勇気

 

最近、約10年ぶりに「嫌われる勇気」という本を読みました。
大ベストセラーなので、読んだことがある方も多いと思います。

この本は「アドラー心理学」の解説書で、哲学者と青年が対話形式でアドラー心理学を学んでいくものです。

青年が少々熱くなりやすく口が悪いのですが(笑)対話形式なので読みやすいです。

久しぶりに読んだら、「あれ、こんなこと書いてあったっけ?」と新しい発見の連続でした。

 

 

馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできない

これはイギリスのことわざでこの本にも何度か登場する言葉です。

アドラー心理学における「課題の分離」を象徴する言葉でもあります。

分かりやすい例で言うと、子どもに「勉強しなさい」という。
多くの親御さんが子どもに言うセリフで、多くの方が抱えているストレスだと思います。
ただ、アドラー心理学では最終的に水を飲む行為(勉強すること)は子どもの課題であって、自分の課題ではない。と考えます。

親の課題=勉強できる環境を整え、いつでも手助けすると伝える
子どもの課題=勉強する(しなかった結果困るのも本人)

現代的な悩みで言うと、SNSで「いいね」が付かないとか、ブログの反応が少ない場合のストレス

自分の課題=自分が「良い」と思う内容を発信すること
相手の課題=それをみて「いいね」を押すか、スルーするか

反応をコントロールすると、発信を続けること自体が辛くなってしまいます。
発信した時点で自分の課題は終わりなのです。

 

 

対人関係のストレス

この課題を混同してしまうから、私たちは対人関係で疲れてしまうのだとこの本は言います。

家庭内、友人、職場などの人間関係の中でつい相手に水を飲ませよう(=自分の思い通りにさせよう)と思ってしまう場面が多々あります。
でも、水を飲むかどうかは、確かに相手が決めることであり強制はできません。

今回読み返して感じたのは、水飲み場までは案内するけれど、その後は相手を信頼して任せると境界線をもつこと。
これは決して冷たく突き放すのではなく、むしろ愛のある信頼なのでしょう。
良い意味で割り切ることで、相手へのストレスが減り、自分自身の心にも余裕が生まれるような気がします。

この境界線を持つ勇気がこの本のタイトルの真意「嫌われる勇気」なのでしょう。

この本ではアドラー心理学は「自分の人生を生きる自由を手に入れるための処方箋」と言っていました。

みなさまはどう感じるでしょうか。
人生は単純ではありませんが、ふとしたきっかけで心がラクになることもあります。
興味を持った方は是非この本を手に取ってみて下さい。

午年にぴったりの本だと思います🎵

 

 

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