
中国の「漢書」という古い史書では、
「医」というものを「生生之技也(生命を生かす技なり)」と表し ています。
言いかえれば、「健康を保つ技」と言えるでしょう。
これは私たちのように西洋医学に親しんている人には少し違和感の あるコンセプトかもしれません。
西洋型の医療では「ケガや病気を治療すること」が主たる目的だか らです。
私たちも、「病気」を診断してもらい、 そして治療してもらうために病院にかかります。
もっとも、人の一生を考えるとき、多くの人は病気でない時間の方 が長いはずです。
ですから、中医学はその健康をできるだけ活かすことに着目したの でしょう。
他方で、病気やケガは時に人の生命すら奪ってしまいます。
ですから、西洋医学はこれらを克服することを目指したのでしょう 。
今日の長寿社会は、西洋医学に負うところが大きいですが、
食事や季節ごとの過ごし方、適度な運動の勧奨など日常生活の中に 取り入れられることを広く含むという点で
中医にも多くのメリットがあります。
ここでご紹介していることはそのエッセンスのほんの一部ですが、
みなさんのご健康に少しでも役に立つといいなと思っています。
丹田呼吸
春は自律神経の負担が大きくバランスの崩れやすい時季です。
そこで、自律神経を整える呼吸法をお伝えします。
仰向けまたは椅子に楽な姿勢で座り、 おへその上に両手を重ねます( 両方の掌の真ん中がおへその上にくるように)。
男性は左手が下、女性は右手が下です。
その体勢で5分~10分ほど腹式呼吸をしましょう。
そのまま寝てしまっても構いません。
医学気功整体師 加藤貴司