今年も残るところあとわずかですね。
気温差が激しいので、あたたかくしてお過ごしください。

冬に対応する臓器
五臓の中で、冬に対応する臓は「腎」です。
腎は、「腎主封蔵(腎は封蔵をつかさどる)」とされ、根源的な生命力を納めていると考えられており、
「腎」の衰えが老化をもたらしていると考えられています。
最近では西洋医学的にも人の寿命と最もリンクしているのは肺でも心臓でも肝臓でもなく、
腎臓だと考えられており、観点は違えど東西で同様の結論に達しているのは興味深いですね。
また、「腎」の働きとして「腎主骨(腎は骨をつかさどる)」というものがあり、成長とと
もに骨が強くなり老化とともに骨がもろくなるのは「腎」の働きの影響であるとされています。
これも、骨を丈夫にする活性型ビタミンDが腎臓で作られていることが明らかになっているので、
西洋医学的にも腎臓と骨とはリンクしているわけです。
「腎」は寒さに弱い
さて、この「腎」はことのほか冷えに弱く、体の生命力を若々しく保つためには、
気温の下がる冬に「腎」をしっかりと冷えから守ることが大切です。
寒さ対策はもちろんのことですが、体の冷えに自覚のある方や朝起きたときに腰が重い方は、
足湯、湯たんぽなどを活用して、積極的に体を温めましょう。

手軽な温腎法
お風呂上りに、シャワーの温度を2~3℃高めに設定して背中の腎臓の辺りに当てて温めま
しょう。左右それぞれ1~2分くらいを目安にやってみてください。
執筆:加藤貴司