新年があけてから早いものでもう一月も後半です。
この一年を健やかに過ごすための最初の一歩として、
今日は「自分自身をよりよく知ること」をご提案したいと思います。
「自分を知る」というと、性格や考え方、長所・短所などを思い浮かべる方も多いかもしれません。
ですが今回は、“今の自分の身体の状態を知る”という視点でお話しします。

私たちの身体に意識を向ける
私たちの五感は、本来、外の世界の情報を受け取ることにとても優れています。
その一方で、「自分の身体を感じ取ること」は、実はあまり得意ではありません。
もう少し正確に言うと、私たちの身体は無意識のうちに膨大な情報を処理しています。
けれど、意識にのぼってくる情報は、そのほんの一部にすぎません。
だからこそ、
自分の身体に意識を向ける練習をしておくことが大切です。
小さな違和感や変化に早めに気づけるようになると、
体調を大きく崩す前に整えることができ、日々の健康管理にも役立っていきます。

自分に意識を向ける方法
では、どうやって身体に意識を向ければよいのでしょうか。
おすすめなのが、呼吸を使ったシンプルな方法です。
まず、椅子に浅く腰掛け、背筋をすっと伸ばします。
軽くお腹に力を入れて、おへそを少し引き込むようにし、丹田のあたりを意識しましょう。
両手のひらは上に向けて、太ももの上に置きます。
目は閉じても構いませんが、できれば半眼がおすすめです。
あとは、
感覚のアンテナを自分自身に向けながら、
鼻からゆっくり吸って、口から静かに吐く深呼吸を繰り返すだけ。
息を吸うとき、
・長く、深く吸えていますか?
・肩や肋骨、お腹や背中に、突っぱりや違和感はありませんか?
息を吐くとき、
・細く一定のリズムで、最後まで吐ききれていますか?
・首や喉、胸のあたりに引っかかりはありませんか?
こうして呼吸に意識を向けていると、
呼吸だけでなく、普段は見過ごしがちな身体のサインにも、少しずつ気づけるようになってきます。
もし、何の問題もなくスムーズに深呼吸ができているなら、
それもまた「今は状態が安定している」という大切な情報です。
1日1回、ほんの数分で構いません。
自分自身を知るための時間として、ぜひ続けてみてください。
小さな気づきの積み重ねが、
一年を通しての健やかな身体づくりにつながっていきますよ。
執筆:加藤貴司