私たちは、安静にしているときでも、
1分間におよそ15回前後の呼吸をしていると言われています。
呼吸の回数は、睡眠中や運動時など、状況によって自然と変化しますが、
カイロプラクティックの施術を受けに来られる方をみていると、
呼吸が浅く、回数が多くなっている方がとても多いと感じます。

呼吸が浅く、回数が多くなる背景
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不良姿勢
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運動不足
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交感神経が優位な状態
といった要素です。
たとえば、いわゆる「猫背」の姿勢になると、
背骨や肋骨、横隔膜の動きが小さくなります。
すると胸郭が広がりにくくなり、
自然と呼吸は浅く、早くなってしまいます。
また、運動不足が続くと心肺機能が低下し、
少ない呼吸で十分な酸素を取り込めなくなるため、
これも呼吸が早くなる原因のひとつになります。

自律神経との関係
呼吸は自律神経の影響を強く受けています。
副交感神経が優位なときは、
呼吸は深く、ゆっくりになります。
反対に、交感神経が優位になると、
呼吸は浅く、早くなります。
都会での生活は、
仕事や人間関係、人工的な環境からの刺激が多く、
知らず知らずのうちに交感神経が優位になりやすい環境です。
ここでひとつ、面白い特徴があります。
肺は、臓器の中で唯一、特別なトレーニングをしなくても
自分の意思でコントロールできる臓器なのです。
そして、呼吸が自律神経の影響を受けているということは、
呼吸を通して、自律神経の状態に働きかけることができる
ということでもあります。
そのため、ヨガや気功などの身体技法では、
呼吸がとても大切にされています。
深い腹式呼吸はリラックス法としてよく知られていますが、
今回は「ちょっと頭をスッキリさせたいとき」におすすめの
片鼻呼吸をご紹介します。

片鼻呼吸のやり方
やり方はとても簡単です。
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片方の鼻孔を指で押さえてふさぎます
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開いている方の鼻孔で、少し大きめに呼吸します
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これを 5回ほど 繰り返します
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反対側の鼻孔でも、同じように行いましょう
ほんの1〜2分でできる方法ですが、
終わったあとに
「頭がスッと軽くなった」
「気持ちが落ち着いた」
と感じる方も多いです。
忙しい合間や、考えがまとまらないとき、
寝る前のちょっとした時間に、
ぜひ試してみてくださいね。