手のしびれやむくみでご来院されたケース

ライフバランスには、肩こりや腰痛だけでなく、手のしびれやむくみでお悩みの方も多く来院されます。
特にしびれは原因がわからないと不安になりやすく、「このまま悪くなるのでは?」という心配を抱えることも少なくありません。
今回のケースでも、原因がはっきりしないしびれに不安を感じて来院された方でした。
症状の背景
来院されたのは、ケーキを焼くお仕事をされている女性の方です。
10月・11月は繁忙期で、オーブンからケーキを出し入れする動作が連日続いたことで、手や腕の疲労が蓄積していました。
「これからクリスマスシーズンになるので、もっと悪くならないか不安です」と話されていました。
さらに、ここ数か月の忙しさの影響から、首や肩を動かすと痛みが出る状態も続いていました。
朝になると毎日のように
・手のしびれ
・むくみ
があり、時間が経つと少し軽減するという状況でした。
評価と考えられる原因
症状や整形外科的検査の結果から、
「手根管症候群」に関連する所見がみられました。
・朝のしびれ・むくみ
・正中神経のラインに一致した違和感
・整形外科検査での陽性/疑陽性
・筋力は保たれている
病院での診断がつくかどうかはグレーな状態でしたが、確率的には正中神経の領域が疑われるケースです。
カイロプラクティックには、こうした「診断がつく前のグレーゾーン」の症状の方が比較的多く来られます。
(余談ですが、こうした領域を丁寧に見ていくことは大切です)
施術方針と経過
週に2回のお休みがあるとのことで、仕事の日と休みの日の変化を見たいと考え、週1回のペースで経過を観察しました。
1回目〜3回目
・首肩の痛み:2回目来院時には軽減
・朝のしびれ・むくみ:大きな変化はまだなし
末端の症状は全身の変化が揃ってから動き始めることが多く、今回もそのパターンでした。
手の評価はより細かく
カイロプラクティックは背骨の調整を中心としますが、手や腕は脊柱とは異なる細かい要素を含むため、個別に丁寧にみる必要があります。
手は
・手根骨 8個
・中手骨 5個
・指の骨などを合わせ、27個の骨で構成されています。
特に重要なのは、
・正中神経の通り道
・手首を動かす筋肉の付着部
・手根骨・中手骨それぞれの可動性がありこのあたりを細かくチェックし、施術していきました。
手は末端である分、ポイントが合うと一気に緩む瞬間があるという特徴もあります。
固く締まっていた紐がスッとほどけるように、動きが変わることがあります。

変化が現れたのは5回目
5回目の来院時に、
「日によって朝のむくみやしびれが軽い日が出てきました」
と変化を感じていただけました。
触診でも、常に張っていた前腕や手首まわりの筋肉が循環しはじめ、柔らかさが出てきているのが確認できました。
ここからは“良い方向へ乗せていく段階”です。
今後について
お仕事柄、手を使うことは避けられません。
そのため今後も状態を確認しながら、
仕事のパフォーマンスを落とさず、悪化を防ぐケア
を継続していく必要があります。
手のしびれやむくみは、身体の「疲労のサイン」が現れていることも多いため、早期のケアがとても大切です。
今後も適切なタイミングでメンテナンスを行いながら、無理なく良い状態を維持できるようサポートしていきます。
ライフバランス上原