
子どもの姿勢って?
子どもの姿勢って、ふと気になることがありますよね。
椅子に座っていると猫背だったり、机に顔を近づけていたり。
つい、
「姿勢よくしなさい」
と言ってしまうこともあるかもしれません。
ただ、よく考えると
「良い姿勢って何だろう?」と思うことがあります。
背筋を伸ばした姿勢なのか、それとも楽に座っている姿勢なのか。
実はこの「姿勢」については、研究でもさまざまなことが言われています。
姿勢と体の働き
姿勢によって体の働きが少し変わる、という報告があります。
例えば、背中を丸めた姿勢よりも、背筋を伸ばした姿勢の方が呼吸がしやすくなる可能性が示されています。
これは、胸が広がりやすくなることで呼吸筋が働きやすくなるためと考えられています。
また、心理に関する研究では、背中を丸めた姿勢よりも背筋を伸ばした姿勢の方が
・疲労感が少ない
・気分が前向きになる
といった結果も報告されています。
姿勢は、体や気分にある程度影響を与える可能性があるようです。
でも、姿勢がすべてではない
一方で、姿勢がすべてのパフォーマンスを決めるわけではないという考え方もあります。
例えば、少しリラックスした姿勢の方が集中しやすかったという研究もあります。
姿勢を維持することにエネルギーを使うよりも、楽な姿勢の方が思考にエネルギーを使える可能性があるためです。
つまり、
「姿勢が良ければすべて良い」
という単純な話でもないようです。
最近の姿勢の考え方
近年では、「良い姿勢を保つこと」よりも
同じ姿勢を続けないことの方が大切ではないか、と言われることもあります。
人の体は、動いたり変化したりすることで本来の機能を発揮しやすくなります。
実際に、子どもの姿勢の研究でも
・長時間の座り姿勢
・スマートフォンやタブレットの使用
・運動不足
といった生活習慣が、姿勢に大きく関係していることが報告されています。
子どもの姿勢をどう見るか
子どもを見ていると、本当にいろいろな姿勢をしています。
猫背になったり、椅子に浅く座ったり、机に近づいたり。
大人から見ると、少し気になる姿勢に見えることもあります。
ただ、子どもは大人よりもよく動き、体も柔軟です。
また、研究では子どもの多くに姿勢の偏りが見られることも報告されており、
それ自体が珍しいことではないとも言われています。
カイロプラクティックの視点では、姿勢は「形」だけでなく
体の使い方やバランス、感覚の働きの結果として現れるものと考えます。
そのため、
・自由に体を動かせているか
・同じ姿勢が長く続いていないか
・体の使い方に偏りがないか
といった点を見ることが大切になります。
最後に
姿勢は、体の働きに影響する一つの要素ではあります。
ただ、
「この姿勢が絶対に正しい」
といった明確な基準があるわけではありません。
無理に姿勢を正すことよりも、
長時間同じ姿勢が続いていないか体を動かす時間があるか
といったことの方が、体にとっては自然で大切なのかもしれません。
子どもの姿勢も、少し広い目で見てあげてもいいのではないでしょうか。
もし気になるときは、
「姿勢を正しなさい」ではなく
「少し体を動かしてみようか」
それくらいが、ちょうど良いのかもしれません。
ライフバランス上原