中学生から続く慢性腰痛

執筆者：ドクターオブカイロプラクティック　作業療法士：中村優斗

ライフバランスのホームページへのご訪問ありがとうございます。
今回の症例は中学生の頃から続く慢性腰痛です。
慢性的な腰痛はぎっくり腰を繰り返すなど、常に腰痛と隣り合わせの生活になる場合もございます。
同じように腰痛でお困りの方は是非ご参考になさって下さい。

中学生から続く辛い腰の痛み　慢性 腰痛 の 治し 方がわからない

これまでの経緯

中学生のころから重く鈍い腰痛がある。もう20年ほど腰痛で悩んでいる。重いものを持ち上げた時や長時間同じ姿勢でいるときなどに痛みが強くなる。
過去にぎっくり腰を何度も起している。 最近腰の痛みがひどくなり、整形外科や接骨院に行ったが症状の改善がおもわしくないので、ライフバランスに訪れた。
足にしびれや他の症状はない。レントゲンをとっても特に問題がなかった。

カイロプラクティック分析

■脊椎：腰椎1番5番に可動制限、骨盤の腸骨可動制限　胸椎10番可動制限
■関節；右股関節外旋変位　右足関節可動制限
■増悪要素：体幹右側屈および左側屈で腰痛増悪
■筋肉右中殿筋筋力低下 ・右大腰筋の異常(ストレインカウンターストレイン) ・左大腰筋の過緊張

考察：骨盤の変位を伴う腰を体感部で支える大腰筋の不均衡が原因で慢性的な腰痛になっていると考える。

カイロプラクティック施術

左右の大腰筋が正常に機能していないことによる腰痛であると考え、この筋肉の機能を正常に戻すように施術を行った。
またお家での
☑姿勢指導
☑腰のストレッチ
☑足の動きの指導
をお伝えします。またＬＩＮＥで運動のアドバイスなども行い、お家でのケアも行って頂けるようにした。
一回目の施術後、腰痛は軽減したが、長時間の坐位や立位で右側に痛みが出る状態が残った。
二回目の施術後、長時間同じ姿勢でいるときの痛みはなくなったが、長時間歩いていると左側に痛みが生じるようになった。
三回目の施術後、普段の生活の中で腰に痛みを感じることはなくなった。
三回目以降に2週間間隔をあけて様子をみた。特に問題はないとの事。
一カ月の間隔でメンテナンスを行うことにした。

担当者より

２０年以上続く腰痛・・・。特にレントゲンとかで問題がないとなると、もう何をどうしたらよいのやらと思ってしまう事もあると思います。
私たちは、レントゲンやMRIで確認できない筋肉や関節の動きの状態を確認し施術を行います。
今回は「大腰筋」という腰痛の中でも一番問題の多い部位が左右共に機能の異常がみられました。バランスを戻すことで長い腰痛でしたが早めに改善できて安心致しました。
今回は３回ほどで良くなりましたが、お家でのケアをしっかりと行って頂いたおかげだと思います。

慢性的な腰痛でお困りの方に、身体の分析の上で施術を行うカイロプラクティックはお役に立てるかと思います。
是非一度ご相談ください。
これを見て、近くではない場合に近隣にあれば信頼のできるカイロプラクティックを紹介いたします。
お気軽にお問い合わせください。

千葉県松戸市のＷＨＯ基準のカイロプラクティックのライフバランス

執筆者：ドクターオブカイロプラクティック　作業療法士：中村優斗

カイロプラクティックの慢性腰痛に対する文献

ronfort G, Haas M, Evans R, Kawchuk G, Dagenais S. “Evidence-informed management of chronic
low back pain with spinal manipulation and mobilization.” Spine Journal (2008): 8(1):213-225.
この論文では、慢性腰痛の治療における脊椎操作と動員の有効性について、エビデンスに基づいた管理を提案しています。