2024.03.06
産後に股関節痛が辛い。女の子座りができない。
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category：
- 産後の実例報告
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class：
- 股関節痛
執筆：中村優斗 ドクターオブカイロプラクティック 作業療法士
産後のからだのホームページへのご訪問ありがとうございます！
このページでは産後の実例を紹介致します。
今回は「産後の股関節の痛み」です。
是非同じようなお悩みを持つ方はご参考になさって下さい。
産後 股関節 痛 のお悩み
初回の産後の状態
2週間前から左の股関節が痛くなってきた。最初は左の腰に違和感が出てきて、股関節の前面から大腿の前面に痛みが出てきた。
抱っこをしようと力を入れた時や、左から右に赤ちゃんを移動させたりする時は痛みが走る。階段の上り下りもズキズキと痛いときがある。
立った状態で後ろに反る動作や左に身体を倒す動作で痛みが出やすい。前に倒す時や身体をひねる動作は特に問題ない。あとは左の足を上げると腰に痛みが出る。
産後の身体の分析
・身体のバランスは骨盤（恥骨）のゆがみにより足の内側（内転筋）の弱化
・左の体幹を支える筋肉（大腰筋）のトリガーポイント放散痛（大腿前面）
・全体的なバランスも崩れており、調節が必要。
産後の施術
①施術は産後の影響により歪んでいた、骨盤（恥骨）の調整から始めました。
よくカイロプラクティックときくと「ボキッ」とする感じと答える方が多いですが、産後の方はそのような施術は行いません。どちらかというとイメージは骨盤をギュット締めるイメージです。
特殊な形をしたブロックを骨盤に入れて調整していきます。
骨盤（恥骨）の捻じれをとる事で、検査でエラーが出ていた足の内側の筋肉（機能低下）が安定します。
②次に大腰筋(体幹部)が不安定なので、調節を行いました。
この大腰筋、腰から股関節を繋いでいる筋肉であり、体幹を支えている重要な筋肉です。
大腰筋に問題があると腰の痛みに繋がったり、足や股関節辺りに違和感を出してきたりします。
大腰筋はお腹の奥深くにある筋肉の為、触診する時はコツが必要です。しっかりと筋肉の硬結や放散痛が治まるまで持続圧を掛けながら調整していきました。他、問題のある部位を全体的に施術を致しました。
施術後に、動作時痛があるとの事でしたので、２回目はあまり間を空けず4日後に来て頂きました。痛みが軽減し、股関節の動きの悪さはだいぶ解消したとの事でした。
初回に検査したところは概ねクリアになっていましたが、まだ大腰筋に問題があったので継続的に施術を行いました。
５回程施術を行ったところで、お身体の状態はだいぶ安定。痛みや違和感も完全になくなったとの事で安心致しました。
今後は産後のケアも含め状態が安定してきたらエクササイズ等を取り入れていく予定です。
施術者からのコメント
産後の恥骨の捻じれが骨盤周りの筋力の低下に繋がり、育児による抱っこや寝る姿勢によって徐々股関節に負担をかけていたのだと考えます。
私たちが考える産後の施術は
・恥骨の歪み
・内臓の下垂
・腹筋群の安定
・自律神経の安定
上記がとっても大事です。
ここを行ってから運動などをしていくととても良いと思います！
産後は、少ない自分の時間の中でご来院していただいております。
皆様のお身体のお悩み改善にお役に立てるようにスタッフ一同努めてまいります。
素敵なママライフを送って下さい。
千葉県松戸市の産後ケア専門｀産後のからだ｀
