右側 顎痛い

執筆：D.C. 上原千治
ドクターオブカイロプラクティック 

顎関節LaB.の症例報告のページへようこそお越しくださいました。
症例報告は実際にお越しになられた方の改善したCASEを書いております。
今回は右側の顎痛い症という症例です。
同じような顎の痛みの方は是非ご参考になさってください。

※施術の効果は各々によって違います。予めご了承ください。

右側 顎痛い

30代女性　
主訴：右側 顎痛い　

これまでの経緯

顎の痛みは10年前からあり、右側で噛むのが痛いのはここ2－3年前からとの事。

当初は歯医者さんで処方されたソフトタイプのマウスピースをを使用しており、３年程前からハードタイプに変更。

歯軋りが酷いので、毎晩マウスピースを使用しているが、最近顎周りの硬さが感じており、特に毎朝起きると顎周りが固まっている感じがする。

右側の顎が痛くなる半年前に出産し、日々育児でストレスを感じていた。
徐々に口が開けづらく、開ける時にミシミシといった音がなるようになってきた。
２、３年ほど前から食べると右で噛むのが痛く、あまり硬いものは食べれなくなってきた。

関係があるかわからないが、ここ最近は喉あたりの圧迫感があり不安感があるとのこと。

顎関節LaB.を選んだ理由

顎の痛みは１０年ほど前からあり、なんとかごまかしごまかし生活していたが、右側顎が痛い状態になり、食事をするのも辛くなってきた。マウスピースはしているが、あまり改善は見られなくて、随時歯医者さんにも相談しているが、動き的な面から改善した方が良いのではないか思い、インターネットで検索して、顎関節LaB.をみつけ、相談しようと思い来院された。

カイロプラクティック分析

痛みの場所は、右顎の関節部位のピンポイント。
確認すると、右側の関節円板や関節包・左右顎関節の筋肉のアンバランスが確認された。

顎の開口・右閉口・前突・左右の側方で右側に痛みが出る状態。

右の咀嚼筋である咬筋や側頭筋は緊張が強く、顎に関係する頭蓋骨・頸椎・舌骨・肩甲骨の動きは左右差や動きの制限がある状態でした。

首の動きは、右に顔を向きづらい状態で、顎の開口時に関わる舌骨の位置も変位が確認された。

分析結果

主に右側の関節包の問題が強く今回の症状に関与していると思われる。
関節包にかかる原因として、右側の外側翼突筋の拘縮により、右側の関節円板が若干前方に変位していると考えた。また顎関節の動き、頸椎の動きが問題となり症状に関係している。
関節や筋肉の動きを整えて、患部の負担を減らしていくことで症状の緩和が図れると考えた。
また喉の圧迫感は舌骨の動きが大きく関与していると考えた。

カイロプラクティックケア

分析結果に基づき、顎の調節はもちろん、頭蓋骨や頸椎、姿勢などを整えて負担を減らすように施術を行った。
顎関節は主に外側翼突筋の調整を行い正常な動きの状態に戻した。

お家でのケア

慢性的な顎のトラブルは生活習慣の見直しも必要であり、２つほど、お伝えした。

①マウスピースを一時的にやめてもらう

②噛みしめていると気づいた際は、意識的に緩める

経過

２回目にご来院の際は、顎を開ける時がだいぶスムーズになり
噛むときの右の辛さがだいぶ軽減したとのことでした。
ただ首の動きや喉の圧迫感はあるので、引き続き調整を続けました。

4回目で首の動きもスムーズになり、喉の圧迫もほぼ消失されました。

5回ほどで日常生活での右側顎痛い状態はほとんど無くなったご様子でした。

５回目以降は、２、３週あけながら経過を観察中です。
長い症状だったので、良い状態に癖づけるのは大事ですので、しばらく継続的に間隔を開けながら施術を受けていただくのが良いかと思います。

顎関節LaB.カイロプラクターより

右側の顎痛いのがだいぶ長い間続いていましたが、分析により問題を特定し、元の状態に戻るように施術を行ったことで、比較的早い段階で改善が見られて安心いたしました。
顎関節に関係する施術を行っていますが、顎の痛みというのはかなり生活に支障が出る場合がございます。顎関節LaB.はまずは歯医者さんで器質的な病変がないことを確認していただくことが最優先だと考えております。その中で私達のできることは動きや筋肉の面で問題を見つけ、それに対する施術を行うことです。これは筋骨格系の専門である私達の得意な分野です。
お困りの際は是非一度ご相談ください。

執筆：D.C. 上原千治
ドクターオブカイロプラクティック