中村優斗の腰生法２　掃除機腰痛

中村優斗
D.C.ドクターオブかイロプラクティック 
作業療法士

ご訪問ありがとうございます。
今回で腰生法第２回です。
カイロプラクティックやリハビリをしていると一番多いお悩みはやはり「腰痛」
腰痛には様々な種類があります。
しかし共通して言えるのは、体の動き、筋肉のバランスをとることで改善が期待できます。
それがヘルニア、狭窄症と諦めている方も同様です。
良くなる過程は個人差によって違いますが、ひどい腰痛でも諦めないでください。
世界の腰痛ゼロを目指していきましょう！

さて今回は

掃除機腰痛

です。
・掃除機でぎっくり腰を起こした
・掃除機後は腰が痛い
・どの態勢でも掃除機をしていると腰が痛くなる
といった掃除機に纏わる腰痛があります。
実際にご相談でも「掃除機をしていたらぎっくり腰になった」
といったお話も過去に何件も伺っております。
腰が痛くならない掃除機があったらいいのに、、、
と思っている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

掃除機は家事の中でも比較的腰痛を起こしやすいと言われています。
気温差の激しい季節の変わり目や朝、週末にまとめて部屋中の掃除している時などに腰にギクッと痛みがくることが…。

今回のブログでは掃除機をかける際になぜ腰痛が起こりやすいのか、またその予防法や改善するためのストレッチを紹介したいと思います。

掃除機腰痛について

掃除機腰痛　原因

腰痛の主な原因は歪んだ姿勢や長時間の同じ動作による筋肉の疲労です。
掃除機をかける時、特に前かがみの姿勢が続きますよね。これが腰痛を引き起こす原因となります。
ある研究では、前かがみの姿勢になることで腰の椎間板へかかる負担が普段の1.5〜２倍にまでなるそうです。
腰への負担を軽減するためには正しい姿勢や掃除機の使い方に注意が必要です。

つい姿勢が前屈みになり、腰の負担が大きくなってしまいます。

前かがみの姿勢が強まれば強まるほど腰の痛みが強くなります。

これらのポイントを押さえつつ掃除機をかけながら行える簡単なストレッチも紹介いたします。

正しい掃除機をかける時の姿勢や腰痛予防の基本的なポイント

正しい姿勢は腰痛予防の鍵です。

掃除機をかける時には、まずは背中をまっすぐに保ち，膝を軽く曲げることが大切です。地面にしっかり足をつけ、体重を左右均等に分散させましょう。

また掃除中はなるべく姿勢を変えるようにし、同じ姿勢を続けないように気をつけましょう。

理想は軽く膝を曲げて、背中を上に伸ばすことを意識します。

掃除機をかける際の腰への負担軽減ポイント

掃除機をかける際に腰への負担を減らすには、掃除機の持ち手のハンドルを伸ばして使用し、身体を前かがみにならず、手首を自然な角度で保つことが重要です。
掃除の際には腕力を使い、腰に負担がかからないように心がけましょう。
長時間掃除する場合は、途中でストレッチを行うことも効果的です。
これらのポイントを守りながら掃除をすることで腰への負担を最小限に抑えることができます。

具体的な掃除機かけながら行うストレッチ

掃除中にでも簡単に行えるストレッチがあります。
例えば、掃除機を押す際に足を肩幅に開き、軽く膝を曲げると太ももや腰の筋肉がほぐれます。
掃除機を進めるときに上体を優しく回すストレッチもおすすめです。
また掃除機のコードを伸ばすときに上腕を引き上げ胸を開く動作は背中のストレッチに効果的です。

無理なく実践できるので、是非実践してみてください。

（画像上）一旦背中を丸めて腰と太もものストレッチ。緊張した太もも裏や腰の筋肉を伸ばして疲労軽減につながります。

（画像上）腰を捻る動きは背骨の柔軟性を高めて，腰の筋肉(脊柱起立筋)を緩める効果があります。

（画像上）電線コードを弾きながら背中のエクササイズと胸郭の運動もとても大切です。

大げさに思いますが、実はこの動きを取り入れるだけで腰痛がかなり減ったと言う方の声をよく聞きます。
このような動きを日常生活の中で取り入れている方はかなり少ないと思います。バランスよく体の筋肉と関節を動かして、身体の柔軟性をつけていくことが大切です。

最後に掃除機腰痛を予防するポイント

掃除をかける際に気をつけたいポイントとしては

1.長時間の前屈みの姿勢は腰痛を引き起こす最大の敵
2.掃除機をかける際には，膝を軽く曲げてまっすぐ前を見る
3.10分に1回程度，お体に合わせたストレッチや運動を行う

以上が腰痛予防にとても大切になってきます。

この3つの点を忘れず行えば掃除中の腰痛のリスクをぐんと減らし、また腰が痛い時でも無理なくお掃除を行うことができます。

掃除は生活の中ではやめることのできない家事の1つなので腰痛でお悩みの方は
ひ参考にしてみてくださいね。

尚、今回紹介したエクササイズなどは、適応しない場合もございます。
エクササイズをされている最中に痛みがある場合は、お控えいただければと思います。
LINEでもやり方とかまた気になる方はいつでもご相談ください。

中村優斗
D.C.ドクターオブかイロプラクティック 
作業療法士