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2024.03.09

膵臓機能低下による慢性疲労症候群

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担当:杉原 伴 B.C.Sc-Bachelor of Chiropractic Scienceカイロプラクティック理学士 応用理学士

ライフバランスのホームページへのご訪問ありがとございます。
千葉県松戸市の国際基準のカイロプラクティックのライフバランスです。 このページではお越しいただいた方の実例を紹介いたします。
同じようなお悩みの方は、ご参考になさってください。

今回は少しボリュームがあります。
慢性疲労・胸の痛みと不安感、頭痛でお困りの方の症例です。
最後までお読みいただければ幸いです。

慢性 疲労 症候群 不安感

慢性 疲労 症候群

これまでの不調の経緯

30代男性。デスクワーク1日に10時間以上。運動は特にしないが、時々肩を廻したりするストレッチは行う。学生時代はテニスをしていた。ずっと忙しく、食事などもあまり取れないくらい忙しい日もある。深夜に食事をする事もよくある。酒は付き合い程度。1年ほど前から抜けない疲れがある。元々体力はある方だが、1年前から急に体に疲れがたまるようになり、何をしても常に疲れている。眠りも浅くなってきている。寝れないことはないが、中途覚醒する。病院で検査をしたが、特に問題はみられず、良く寝れるようにと睡眠導入剤を処方された。

半年ほど前から胸が締め付けられるような感覚もでてきて、それが続くうちにどことなく不安感が出てきた。
胸の痛みは常時あるわけではないが、ふとした時に締め付けられる症状が出る。24時間心電図などで検査をしたが心臓に問題はない。
この半年で特に症状が増減はない。1日に何回かは締め付けられるような感覚がある。
原因もよくわからないし、色々考えていたら不安感が出てきて、居ても立っても居られない時がある。手に汗をかきやすくなって、頭に血がいかないような感覚もある。
1ヶ月ほど前から頭痛が出てきた。頭が締め付けられるような感じの頭痛。ひどい日は1日中あり、痛み止めを処方され時々飲むが、あまり効果は感じていない。
ここの所、体調が不安定過ぎて、会社を休むこともしばしば。このままではまともに生活出来ないと思い、当院のホームページをみてご来院された。

症状の経過
1年ほど前から慢性的な疲労と中途覚醒

半年前から胸の締め付けるような痛み
 
不安感。頭に血が行かない間隔。

1ヶ月ほど前から締め付けられるような頭痛。

それに伴い、仕事なども休みがちになる。

カイロプラクティックの考え方

慢性 疲労 症候群

どのケースもそうですが、このように多岐に症状がある際も全体的な身体の状態をみていきます。特に頭痛以外は不定愁訴といって原因のはっきりしない問題なので、「症状に対して!」という分析や施術はあまり長い効果をもたらしません。
1年ほど前からの症状ですので、慢性的に身体は悲鳴をあげている状態です。そして、疲労が出る前も常に身体は同じような刺激が繰り返され疲労が蓄積したと考えられます。
水面に浮かぶ氷山を思い浮かべて頂くと、身体の不調は水面から出てしまったところです。
水面下では大きな氷山があり、そこには水面に出てしまった原因がしっかりあります。 
この様なケースは、しっかりとお話を聞いて、不調の状態等を共有しつつ、全体的に身体を変えていく事を意識していく事が施術者も受けて頂く方も重要です。
「身体を変えていく」というイメージを最初に持っていただくと、ある程度の目標が出来て、今の不安感がある程度和らぎます。元々、病院の検査では異常がなかったので、大きな疾患というわけではないです。しかし画像や数値で現れない身体の機能的な問題が必ずあるはずです。そしてその問題を起こしている「生活習慣」も必ずあるはずです。
生活習慣→機能的な問題→症状、そして数値や画像で診断名が付いた時は病気です。
私たちカイロプラクティックや鍼灸は身体の機能的な問題をみつける専門家です。
カイロプラクティックなら背骨から神経機能の問題
鍼灸なら経絡などによる身体の巡り。
この、数値化や画像化されない問題をみつけるのが、私たちの出来る事です。
そして、その機能的な問題を起こしていると思われる「生活習慣」を身体の状態に合わせてアドバイスする事も出来ます。

カイロプラクティック分析結果

慢性 疲労 症候群

背骨 頸椎1番 頸椎7番  胸椎7番 胸椎11番 骨盤 頭蓋骨
筋肉 後頭部の筋肉 大胸筋鎖骨部の緊張 広背筋の弱化 大胸筋胸骨部の弱化
SCMの弱化  横隔膜の短縮
機能 膵臓機能低下 肝臓機能低下 
姿勢 右肩が上がり、肩甲骨は左右外転 骨盤は左右でねじれ(右上がり)
頭痛は後頭部に付着する筋肉からの問題で緊張性の頭痛の疑い。
膵臓機能低下により広背筋の弱化がみられ、それに伴い大胸筋や横隔膜の緊張がみられる。
横隔膜にひっぱられるように、肝臓に負担がかかり働きが悪くなっている。
肝臓の機能低下は不安感を増幅させる場合があり、今回も関係していると考える。
胸骨の中部(東洋医学で言うと中丹田)の部位に圧痛があり、呼吸の際に動きも悪い。
このような全体的な問題から呼吸も浅くなり、交感神経優位になり新陳代謝も落ちていると考えられる。

膵臓機能低下により慢性 疲労 症候群の疑いがある。

カイロプラクティックによる身体の施術

慢性 疲労 症候群

今回の一番の焦点は膵臓機能の問題と考え、施術を行う。
今の状態でいくと、ひょっとしたら病理的な疾患である「膵炎」にもなりかねないと考える。
今の状態は疲労した状態。胃やお腹と違って膵臓や肝臓などの臓器は一般的に自覚するよな症状がなく気が付きにくい。今回のケースのように徐々に身体が不調になるけど、何が原因かわからないと思われるような場合が多い。
①   背骨をゆっくりと動かすように緩和操作
②   関節に対してアプローチ。刺激を多く入れ過ぎない様に器具を使って行う
背骨から神経機能を回復するように促す。膵臓機能は中部胸椎、今回のケースでは胸椎7番目が一番の問題である。その他の関節や骨盤も施術を行う。
③   頭蓋骨にアプローチ。呼吸にあわせながら頭蓋骨を調節。頭蓋骨はとても繊細な部位でしっかりとした分析とそれに伴う施術が必要である。脳に近い部位だけに身体を良い方向に変えるにはとても効果的な部位である。今回は内臓機能に関係する場所と左右の神経機能を整えるために頭蓋骨を調節した。
④   内臓に対し施術。呼吸を使いながら膵臓と肝臓に対してアプローチ。
⑤   大胸筋と横隔膜に緊張が残っていたので、呼吸に合わせて押圧を行う。
⑥   呼吸をしっかりと出来るように呼吸に関わる筋肉や関節をゆっくりと可動をつける。
上記の様に施術を行った。壊れた家屋を立て直すように、崩れた状態を立て直すように施術を行う。

そして、日々の生活習慣で崩れない様にアドバイス。
今回は食事の面と食事のタイミング、それと身体の機能をあげるような簡単なエクササイズと、脳の興奮をとるエクササイズをお教えした。
今回のようなケースは11歩身体を変えていく必要がある。
今日より明日、明日より明後日。身体を変えていく。日々お忙しいから落ちる時だってあるだろうけど、落ちてもそれ以上に身体を上げるように意識して毎日を過ごしていく。
器質的な疾患が今現在あるわけではないので、「身体を変えていく」という意識をもって長い目で変えていく事が必要。
このようなケースの場合、2回目に来られた時には初回時より不調が半減以下になっている場合が多い。しかしそれは「施術も受けているし、生活も気を付けているから」当然の事良い状態を身体に覚えさせていくために、1ヶ月スパンで身体を変えていく必要がある。
この方の場合は胸の締め付けは2回目で消失し、3回目で頭痛はほとんどなくなり、疲労感も1ヶ月経ったことにはだいぶ解消した。1ヶ月で施術は7回程行わせて頂いた。オンラインで運動のアドバイスなどをさせて頂き、生活習慣の修繕にも努めて頂いた。
不安感は少しあるとの事だが、継続して身体を変えていき、状態を新陳代謝を行う事で変化してくると考えられる。

今回の症状のまとめ

慢性 疲労 症候群

慢性 疲労 症候群は多いです。今回は膵臓の疲労が原因でしたが、他にも色々原因もあります。副腎機能低下の問題だったり、脳の神経機能の低下の問題だったり、ホルモンバランスの低下の問題だったり、色々な場合があります。どの状態に関しても、病理的な問題がみつからなければ「不定愁訴」と言われ、症状等に囚われると迷路になり、出口を見失う場合が多いとおもいます、

身体の健康はもっと「広い視野」で見る必要があります。
今の状態をしっかりと見極める事で、良い方向に変わってくることが多いです。
よくわからない症状に対しては、対処療法も限られてきます。闇雲に運動をするとか、抑えるために薬を飲むとかが一般的です。どれも症状を軽減するには有効かもしれません。
しかし、
「何故、今この状態になったのか」
という原因と経過をみていく事がもっと症状を軽くしたり、良くしたりするためには必須だと考えます。
症状を未然に防ぐことが本当は一番良いです。
しかし生活の中で身体のことばっかり考えて生活は出来ない方も多いと思います。
不調が出てからでも良いので、一度身体をしっかりと変えていくために、今の状態を分析しそれを解決していくようにしていく様にしましょう。
様々な不調で悩んでいる方も多いと思います。今より身体を良くするようにしっかりと努めます。是非、ご相談ください。

同じような症状はカイロプラクティックの選択肢も一つのです。
このコラムをご覧いただいた方で、他の地域に住んでいる方は、お問い合わせ頂ければ対応可能なカイロプラクティック院を紹介致しますので、お困りの際はご連絡下さい。

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杉原 伴 B.C.Sc-Bachelor of Chiropractic Scienceカイロプラクティック理学士 応用理学士

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