2024.03.04
顔の歪みの原因とアプローチ
お役立ちコラム
Class:
顔の歪み
担当:杉原 伴
応用理学士(医科学)
Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-カイロプラクティック理学士
Bachelor of Chiropractic Science -Australia-
ホームページへのご訪問ありがとうございます。
このレポートでは、実際にご来院された方のケースをお伝えいたします。
是非、ご参考になさってください。
今回のCASEは
「食いしばり エラ」
というテーマです。
尚、施術の効果には体質や状況などによる個人差がございますので、予めご了承ください。
20代女性
主訴:歯を食いしばる癖があり、エラのが最近緊張してきて顔が歪んできた。頭痛も時々ある。
大学生
ここ半年くらい朝起きたら、なんだか顎の周りが重いなと思っていた。食べるときに時々痛みがあり、食べづらい日もある。
頭痛はもともと頭痛持ちだが、最近は毎日コメカミのあたりが重い痛みがある。特に朝方が強い。
写真をみると、右のエラが張っていて、顔の歪みが気になる。前からなんとなく右側の方がエラが張っていたが最近顕著になってきた。
歯医者さんに行ったら、虫歯や歯の問題や歯肉の問題はないが、噛みしめが強いらしいとのこと。マウスピースは以前作ったことがあるが
今回新しく作って使用している。マウスピースを使用して1か月だが、少し良くなったような気もするが、頭痛や顎の痛み、そしてエラのハリはまだある。
顔の歪みが気になっていたのと、姿勢や体のバランスも整えたいと思って検索してたら見つけて、来院した。
時々マッサージや整体は行っているが、今回は食いしばりやエラの張りが気になるのでそこら辺をみれる整体を探していた。
顎:右側下顎の前突の稼働制限 下顎左側方変位 頬骨右側可動制限
筋肉:顎周辺:右咬筋緊張 左右側頭筋緊張 左内側翼突筋弱化 顎以外の筋肉:右胸鎖乳突筋弱化 左右下部僧帽筋弱化 右大腰筋弱化 右内転筋弱化
脊柱:頸椎1番の右側方変位 胸椎12番の後方変位 仙骨右後方変位
他神経学などの分析を行った。
右の咬筋の過剰な緊張による食いしばりとエラの張りが見られた。
全身をみると、頭が前に突き出すような姿勢になっており、顎周辺の噛むための筋肉の緊張に関与している。
姿勢から全般的に良くしていく必要がある。
ただ今回の場合は、ヒアリングの時に重要なことがあった。
それは、
ガムを毎日10個くらい噛むこと。
18歳の時くらいの時から癖になっており、ガムを毎日大量に噛む癖があった。
顎にとても関係していることなのだが、あまり気にしていなかった。
ガムを嚙むことが悪いのではないが、過剰に噛みすぎているので、少し減らす必要があると考えた。
施術では姿勢を整えて、顎の動きを整える。また日常ではガムを噛む頻度を減らして、経過を見ていくことを伝えた。
1回目:姿勢を全般的に整えて、顎の負担を減らした。また顎周辺を整えた。
クライアント様は細身の外肺葉だったので、刺激が少ない施術を心掛けた。
外肺葉の方は、刺激が強いと反応が出すぎる場合がある。筋肉も緊張を起こしやすいため慎重に施術を行う必要がある。
2回目;1週間後。食べるときの顎の痛みは消失。頭痛もほぼなくなった。右のエラの張りはまだあるので、前回と同じように全身に施術を行った。
3回目:初回から2週間後。顎と頭の痛みは消失。エラの張りも少し良くなってきた気がする。姿勢がまだ崩れやすいので引き続き施術を行った。
6回目:初回から6週間後エラの張りが気にならなくなった。もともと右側の方が張っていたこともあり、右側の方がなんとなく張っているが、あまり気にならないとのこと。
だいぶ良くなったので、少し間をあけて時々ケアを続ける。姿勢はどうしても日常の中で崩れてくるので、来れる時に1~2か月に1回の施術を行っている。
今回のポイントは「姿勢」と「ガム」でした。
姿勢はどうしてもスマートフォンやパソコンなどで悪くなりやすいです。特に上記にあげた「下部僧帽筋」の弱化が大きな原因です。
この筋肉は背筋であり、悪姿勢にとても関係します。下部僧帽筋が弱化すると猫背気味になり、顔を前に突き出たような姿勢になります。
姿勢の悪さは顎の咀嚼筋の緊張を生み、食いしばり エラの張りに大きく関与します。
なぜ姿勢が悪くなりやすいかを考えて、調整していくと自然に良い姿勢になり、顎への負担も減ってきます。
そしてガム。
初回にヒアリングした際に、ガムをよく噛むと言っていたのですが、頻度が少し多かったため食いしばり エラに関係していたかと思います。
「噛む回数を少なくしましょう」と提案しましたが、一切噛むのをやめて頂いたとの事で、顎の痛みや頭痛の早期改善につながったかと思います。
習慣を変えすぎることはストレスになることもあるのですが、今回は頑張って頂きました。ありがとうございます。
痛みはすぐに良くなりましたが、エラの張りは姿勢を整えて、顎の調節を行っていくことで徐々に緊張がなくなり改善していったと思います。
高校生くらいからガムを噛んでいたとのことですが、今回顎の痛みが出て、様々な問題が顕在化したのかと思います。
エラの張りも急に張ったというより、気になった時には前より張っていたという状態だったのかと思います。
今回は施術でエラの張りも取れましたが、問題を確認した上で、必要な場合は協力していただいている顎を詳しく見て頂ける歯科に行っていただく場合もございます。
痛みや不調は急に出るものではありません。潜在的な問題が顕在化するタイミングあるのだと思います。
コップから水があふれるように症状が出てきます。
つまり今回は姿勢とガムの食べ過ぎが、徐々に積み重なり食いしばり エラの張りに関係していたのだと思います。
良くなって頂きまして安心いたしました。
ご来院頂いてありがとうございました。
担当:杉原 伴
応用理学士(医科学)
Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-カイロプラクティック理学士
Bachelor of Chiropractic Science -Australia-
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