歯列矯正中の顎の不調

歯列矯正中の顎の不調

ご年齢: 27歳　女性

主訴：歯列矯正中の顎の不調

ご来院日: 2023年6月

これまでの経過

歯列矯正治療中に、特に下顎に関する不調を感じるようになりました。歯の移動や矯正装置の装着により、特に下顎が痛むことがあり、また食事中や口を開閉する際にクリック音や不快感を覚えるようになりました。これらの症状が歯列矯正治療を受けている間に現れ、日常生活に不便をきたしていました。

顎関節LaB.を選んで頂いた理由

歯科矯正中は勿論、歯医者さんがしっかりとケアをしてくれますが、歯科医師の先生が顎の不快感が出た際に姿勢や筋肉に対するケアに対してカイロプラクティックを受けてみてはと紹介されたそうです。

身体分析

1. 顎関節の評価: カイロプラクティックによる顎関節の動きの評価を行い、顎の動きに問題がみられました。クリック音確認されました。
2. 筋肉の評価: 咬筋および内側翼突筋（噛むための筋肉）の過剰な緊張。
3. 姿勢評価: 首の彎曲や姿勢全体において、不均衡がみられ、顎に対する負担を増幅させていました。

施術計画:

1. 顎関節調整: 顎関節の調整を行い、特に開閉時の適切な動きを取り戻すように努めました。これにより、クリック音や不快感の緩和を目指しました。
2. 筋肉の緩和: 筋肉に対しのアプローチを行い、緊張が緩むように施術を行いました。
3. 姿勢の調整: 首や頭部、姿勢の調整を行い、全体的なのバランスを整えました。
4. 姿勢の保持や筋肉のストレッチ方法などについてのアドバイスを行いました。

経過

施術を行い２回目のご来院の際には顎の不調が軽減され、特に開閉時のクリック音や不快感が減少しました。歯列矯正に伴う筋肉の緊張も緩和され、食事や日常生活のご負担も減られたご様子でした。
姿勢の調整を行い、全体的なお身体ののバランスも改善し顎にかかる負担も軽減致しました。
引き続き、歯列矯正治療の進行に合わせて定期的なフォローを行い、顎関節や筋肉の状態をサポートしていく予定です。

施術者より

歯列矯正中のご相談は実はとても多いです。大人になってからの歯列矯正というのは人生の数年をかけて行う大イベントで、その際に少しでもお身体の負担が減るようにサポートできたらと思っております。もちろん、主軸は歯科医師の先生が行うものですが、筋肉や姿勢、体の全体のバランスなどは私たちが並行して行うと、歯列矯正中の不調の軽減にお力添えできると思います。

今回も歯科医師の先生にご紹介いただいて、歯列矯正の治療に影響を与えることはないように、出来る範囲で施術を行いました。不調の解消が見られてとても安心いたしました。今後もしっかりとサポートできるように努めてまいります。