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このページではカイロプラクティックのアドバンス的な学問についてのアプライドキネシオロジーについて解説いたします。
当院では自律神経系のお悩みや内臓の不調などのご相談を多くいただいております。それはこのアプライドキネシオロジーの考え方を基盤において施術を行なっているからです。
ぜひご参考になさってください。
また当院以外にもこちらの正規の講座をうけて修得している店はございます。当院がお近くがない場合は、近所の先生を紹介しますので、ぜひそちらに相談してみてください。
アプライドキネシオロジー(AK)とは

アプライドキネシオロジー(Applied Kinesiology、以下AK)は、
主に筋反射テスト(マニュアル筋力テスト)を行い、
構造(筋・関節・姿勢)・化学(栄養・代謝)・精神(ストレス・情動)
のバランスを総合的に評価・調整していく考え方です。
痛む部位だけに目を向けるのではなく、「どこでバランスを崩した結果、いまの症状が出ているのか」を探り、
最適なアプローチを組み合わせて行います。
歴史と発展
起源
アプライドキネシオロジー(Applied Kinesiology、略称AK)は、1964年にアメリカのカイロプラクティック医ジョージ・J・グッドハート(George J. Goodheart, Jr., D.C.)によって考案されました。
グッドハートは、ある患者の肩甲骨を矯正する際に、筋肉の反応が触診や圧刺激によって変化することを発見しました。具体的には、筋肉の起始部や停止部、または圧痛点を押すことで筋出力が変化する現象を確認し、そこから筋反射テストの臨床的応用の可能性を見出しました。これがアプライドキネシオロジー誕生のきっかけです。
当初は筋肉や関節などの「構造的な要因」に焦点を当てていましたが、グッドハートは次第に、神経系、リンパ・血液循環、経絡(東洋医学的要素)、さらには栄養や代謝の要因なども関連していることに気づき、より総合的なシステムとして理論を発展させていきました。
1970年代に入ると、AKを臨床で応用できるよう教育体系が整えられ、1973年から1976年頃にかけて「国際アプライドキネシオロジー協会(ICAK)」が設立されました。これにより、認定制度や公式カリキュラムが確立され、世界的な教育ネットワークが広がっていきました。
拡張と分化
グッドハートの後継者や、多くの臨床家・研究者たちによって、アプライドキネシオロジーはさらに発展を遂げていきました。
構造的なアプローチに加え、神経・リンパ反射への刺激、経絡の活用、内臓バイオメカニクス(内臓生体力学)など、さまざまな手法が体系化されていきました。
また、AKの理論をより一般の人にも活用できる形に発展させたものとして、1973年には「タッチフォーヘルス(Touch for Health:TFH)」というセルフケア体系が提唱されました。これは、健康維持や家庭での自己調整を目的としたプログラムで、世界各地に広く普及しています。
私も20数年前にこのまだAKを詳しく知る前にこのタッチフォーヘルスの本を書い、独自で実践をしておりました。
セルフケアなのですが、とても効果的で驚いた記憶がございます。
その後、アプライドキネシオロジーはカイロプラクターをはじめ、さまざまな代替療法を行う方々など、多様な分野の専門家によって取り入れられ、現在では世界各国で教育セミナーや認定コースが開催されています。
昨今ではこの講座では医師の受講が多く、多角的なアプローチが高い評価を得ています。
アプライドキネシオロジーの分析方法

筋反射テスト
特定の筋肉に軽い抵抗をかけ、状態を確認します。
弱化や不安定が見られる場合は、身体の中のどこ(構造/内臓/自律神経/栄養/ストレス)が影響しているかを検証します
構造アプローチ(関節・筋膜・姿勢)
- 関節の可動性を整えるアジャストメント/モビリゼーションを行います。
- 筋・筋膜リリース、トリガーポイントへのアプローチを行います。
- 脊柱や頭蓋骨、四肢の全身連鎖を考えて姿勢再教育をいたします。
内臓アプローチ(内臓マニピュレーション/内臓生体力学)
胃・腸・肝・腎などの可動性や緊張度で評価・確認をし、調整をおこないます。
体幹・呼吸・自律神経との関連を踏まえ、構造的なアプローチと組み合わせるのが特徴です。
栄養・生活習慣・ストレスの調整
- 食習慣の見直し、必要に応じた栄養アドバイスを行います。
- 睡眠・運動・呼吸法などのセルフケア提案
- ストレスへの対策や体が緊張しないような方法をお伝えします。
※当院では安全性・倫理性を重視しております。なんでも自分たちで解決するというのではなく、体の見立ての中で最善の方法を考えます。
医師による医療行為が必要な場合は適切な医療機関の受診を推奨します。
ライフバランスにおけるアプライドキネシオロジーについて

当院では、アプライドキネシオロジーを単なる補助手法とせず、体系的に臨床応用する体制を整えています。その特徴を以下に示します。
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正式な100時間コース修了者による施術
当院の施術者は、国際的教育機関(例:ICAKなど)による「アプライドキネシオロジー100時間臨床コース」を修了しています。
このプログラムでは、筋反射テストの基礎から、解剖学・神経学・栄養学との関係、臨床への応用までを体系的に学びます。
そのため、単なる筋力チェックではなく、身体の状態を正確に見立てたうえで、根拠に基づいた施術を行うことができます。 -
内臓コース修了者による臓器アプローチの適用
当院では、内臓バイオメカニクス(内臓生体力学)の専門コースを修了したスタッフが在籍しています。
胃腸・肝臓・腎臓などの内臓と、筋肉・骨格・神経のつながりを丁寧に見立てながら、全身が自然に調和するように整えていきます。 -
根本から整えるためのオーダーメイド施術
痛みや不調のある場所だけでなく、筋肉・神経・内臓・心身のバランスなど、さまざまな要因を丁寧に見立てながら整えていきます。
筋反射テストの結果をもとに、今のあなたの身体にとって必要なアプローチを選び、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案します - フォローアップと再調整
施術後も変化を確認しながら、筋肉や内臓の働き、姿勢や生活習慣のバランスが安定するようサポートします。
必要に応じて、栄養やストレスケアなども組み合わせ、無理のないペースで整えていくプログラムです
よくあるご質問(FAQ)
Q. AKは痛くありませんか?
A. 基本はソフトな検査・調整です。力任せの操作は行いません。
Q. すぐ効果が出ますか?
A. 個人差があります。評価→調整→再評価を積み重ね、変化が持続しやすい状態づくりを目指します。
Q. 医療との違いは?併用は可能?
A. 当院の施術は医療行為ではありません。必要時は医療機関の受診を推奨し、併用にも配慮します。
アプライドキネシオロジーを受けてみたい方へ
アプライドキネシオロジー(AK)は、身体を「部分」ではなく「全体」としてとらえ、筋肉・神経・内臓・栄養・ストレスなどの多面的なつながりを丁寧に見つめながら整えていく調整法です。
不調の原因を一つに決めつけず、「なぜ今、その症状が出ているのか」を探りながら、身体が本来のリズムを取り戻せるようサポートします。
「痛みの根本を整えたい」「自分の身体をもっと深く考えてみたい」などなど
そのような方は、どうぞお気軽にご相談ください。
皆様のお身体の状態がよくなるように努めます。
皆様のご相談お待ちしております。
千葉県松戸市の国際基準のカイロプラクティックのライフバランス
執筆者:杉原 伴
応用理学士(医科学)
Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-カイロプラクティック理学士
Bachelor of Chiropractic Science -Australia-