食事中の右顎の痛みと、慢性的な首こりでお悩みの症例

ご年齢
60歳 男性
主訴
・食事中に右顎が痛む
・慢性的な首こり・肩こり
・口を開け閉めする時のカクカク感
これまでのお身体の経緯
5〜6年ほど前から右顎関節の不調があり、痛みが出たり、落ち着いたりを繰り返していたとのことです。
現在は、食事中に噛むこと自体が億劫に感じるほど右顎に痛みがあり、日常生活の中でも負担を感じる状態でした。
口を開け閉めする際のカクカクする感じも気にされていました。
近隣の歯科医院にも定期的に通われており、歯科医の指示で就寝時にはマウスピースも使用されていましたが、症状の改善には至っていない状況でした。
また、顎の音や口の開けづらさについては子どもの頃から自覚があり、10歳前後の頃にふざけて大きく口を開けて物を食べようとしたことがきっかけだったかもしれない、とのことでした。
姿勢の悪さも気にされており、首こりや肩こりも慢性的に続いている様子でした。
カイロプラクティックを試そうと思った理由
以前通われていた歯科医院では、顎の痛みがある際に首や肩まわりの筋肉も一緒に調整してもらっていたそうです。
その後は比較的調子が良かったとのことでしたが、その先生が現在はお辞めになってしまったため、同じように顎だけでなく首や肩、身体全体からみてもらえる場所を探されていました。
その中で、ライフバランスを見つけてご来院されました。
初回の分析
初回の確認では、右顎の痛みに関して、咀嚼に関係する筋肉である内側翼突筋の影響が強くみられました。
また、顎の動きと連動しやすい上部頸椎にも位置の乱れや圧痛がみられ、頭部と首のバランスが崩れていることが確認されました。
さらに、長期間の姿勢の影響による上部胸椎の動きの制限もみられ、姿勢を支える筋肉の機能低下も確認できました。
顎の痛みや開閉時のカクカク感だけを単独でみるのではなく、首・背中・姿勢・身体全体のバランスを含めて確認していく必要がある状態でした。
カイロプラクティックのアプローチ
初回の施術では、まず食事中の顎の痛みに関係しやすい咀嚼筋へのアプローチを行いました。
特に、内側翼突筋を中心に確認しながら、顎の動きに関係する上部頸椎にもアプローチしました。
また、顎の負担は姿勢の崩れや背骨の動きの低下とも関係することが多いため、背骨の施術を含め、全身のバランスを整える方針で施術を行いました。
初回は施術後の変化を確認したかったため、細かいセルフケアは多くお伝えせず、日常の中で簡単にできるデスクワーク時や隙間時間の「伸び」をお伝えして様子を見ることにしました。
施術後の変化
2回目のご来院時には、食事中の顎の痛みが半分以下になっていたとのことでした。
3回目には、以前は食べること自体が苦痛に感じるほどだった症状が、「たまに痛いなと感じる程度」まで軽減しているとのことでした。
4回目の時点では、開閉時にややカクカクする感じは残っているものの、お食事中の顎の状態はだいぶ安定してきているようで安心いたしました。
顎の痛みは少しずつ落ち着いてきていましたが、開閉時の違和感や顎の動きのクセはまだ残っているため、引き続き顎だけでなく、首や姿勢、背中の状態も含めて確認していく必要があると考えています。
施術を重ねていく中で、その方の身体のウィークポイントもより明確になってきました。
そのため、顎だけでなく、姿勢や首・背中の負担を補うためのストレッチやエクササイズも段階的にお伝えしていきました。
症状をどれだけ維持できるかは、施術だけでなく、日常生活での姿勢やセルフケアへのご協力も大切になります。
コメント
症状の変化の仕方は、本当に人それぞれです。
ただ、違和感が出てからなかなか改善しない状態が続いている場合は、できるだけ早い段階で施術や治療を受けることが大切だと感じます。
どのようなアプローチでも良いと思いますが、早めに身体を確認し、必要なケアを始めることが改善につながることは多くあります。
慢性的な状態になるほど、人の身体はその状態を前提にしてバランスを取り続けようとします。
そのため、顎の痛みであっても、首や肩、背中、姿勢などが補い合いながら負担をかけていることもあり、改善までに時間がかかるケースも少なくありません。
初めての場所に相談するのは迷うこともあると思いますが、LINEでもメールでも構いませんので、気になる症状がありましたら一度ご相談ください。
ライフバランス上原