スタッフblog 中西 自律神経

自律神経の乱れを整える~秋編~

2025年10月30日

季節の変わり目は乱れやすい・・・

年々、「四季」ではなく「二季」になっていますね。
徐々に気温が涼しくなって冬が来るのではなく、急に寒くなるので身体がついていけません。
気温が安定しないと自律神経も乱れがち…
それに加えて、秋は日が短くなります。
日照時間が減ることも自律神経が乱れる原因。
自律神経が乱れるとどうなるでしょうか?

自律神経が乱れると・・・

自律神経とは?

その名の通り、「自律的に働く神経」のことを言います。
主に心臓の鼓動、呼吸、消化、発汗、体温の調整などを自動的にコントロールします。
自律神経は大きく「交感神経」と「副交感神経」に分かれています。

交感神経
緊張や緊急時に働き、心拍を速くしたり、気道を広げたり、エネルギーを体に用意します。いわゆる「活動モード」です。
副交感神経
安静時や回復時に働き、心拍を落ち着かせ、消化を促進し、体をリラックスさせます。いわゆる「リラックスモード」です。

両者はバランスを取りながら、体の状態に合わせて適切な反応を選びます。
自律神経の乱れは、睡眠不足・ストレス・生活リズムの乱れなどが原因で、睡眠の質低下、胃腸の不調、動悸、冷え性などの不調
つながることがあります。

 

出来ることから始めて、自律神経を整える。

日光を浴びる

朝起きたら窓を開けて日光を浴びましょう。
日光を浴びることで、脳内からセロトニンが分泌され、体内時計がリセットされます。

セロトニンは「幸せホルモン」としても有名ですね。
体を覚醒するだけでなく、不安を和らげて精神を安定させてくれる働きもあります。
このセロトニンは、14〜16時間後にはメラトニンに変化し、休息に適した状態へ導いてくれるので自然な眠りへ促してくれます。

腸内環境を整える

睡眠の質を高めてくれるメラトニンですが、セロトニンから変化してメラトニンになります。
原料となるセロトニンは、ほとんどが腸内細菌によって作られるので腸内環境を良くすることも自律神経を整えるには重要です。
また、メラトニンの抗酸化作用によって、細胞の新陳代謝を促す作用もあるので病気予防や老化予防にも効果もあります。

セロトニンを増やすには・・・
セロトニンの原料になる栄養素「トリプトファン」や「ビタミンB6」を摂ることが大切。
おすすめの食べ物は、バナナ、乳製品、大豆製品、赤身魚などです。

水溶性・不溶性食物繊維をバランス良く摂ることや運動をすることも腸内環境を整えるには大切です。

アロマの香りを活用する

自律神経を整えるのにアロマの香りは有効です。

モヤモヤしてシャキッとしない時は「ネロリ」や「プチグレン」。どちらもビターオレンジから採れる精油です。
不安感のある時はビターオレンジの花から採れるネロリ、モヤモヤを解消したい時は枝や葉から採れるプチグレンがおすすめです。

女性のお悩みに活躍してくれる「ゼラニウム」もおすすめです。
ホルモン分泌や自律神経のバランスを調整する働きもあり、生理前の不調など婦人科系の症状をサポート。
また、ゼラニウムはセロトニンを増やすのに効果的。

お部屋で香りを楽しんだり、オイルと一緒に湯船に入れてリラックスするのもいいですね。

 

出来そうなことから生活に取り入れてみてください。
せっかくの秋の夜長をリラックスして過ごしましょう。

 

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